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今までのものを捨てる覚悟が、これからを発展させるカギ

「今のラーメンを捨ててください!新しいラーメンづくりに挑戦する覚悟はありますか?」

 

先日、ある古いドラマを観ていたら、そんなセリフが心に残った。


業績不振のフランチャイズラーメン店の改革をおこなうストーリーだったのですが、「業績不振の立て直し」というのは、今までの「当たり前」や「常識」などを一度壊して、新しい価値観や考え方を取り入れなければなりません。

 

そして、その新しく取り入れたものを、これからの「当たり前」や「常識」として根付かせていく。

 

まさに、時代の変わり目にいる私たちに突き付けられている課題なのです。

「今まで」に執着して手放せない


 

ライバル店の台頭で売上げが落ちる。

 

スタッフが辞めてしまい、接客の質が落ち売上げが下がる。

 

時代の流れに乗りきれず、飽きられてしまって人気が落ちる。

 

そういった、事業の改革を迫られる時は多々あります。

 

そんな時に「今までのものを捨てる覚悟」は絶対条件なのですが、ここが経営者として悩ましい部分なのです。

 

「績不振になった原因がある」と頭では理解していても、「今まで」に執着して、または愛着して手放せないのです。

 

これでは「改革」はできません。

 

ただ、目の前に迫っている「業績不振」や「売上げ不振」は、すぐにでもなんとかしないといけない問題です。

過去は変えられない


 

「執着する」「愛着する」、そういった感情に振り回されていたら、経営者とし決断の時期を逃します。

 

そして、決断の時期を逃すと業績・売上げに影響が出る事態に陥ります。

 

感情に振り舞わされ、自分で自分の首を絞めていく状況下では、精神的に追いつめられることでしょう。

 

業績不振、売上げ不振は、受け止めなくてはならない現実の結果なのです。

 

そこから立て直すには、まずは「一生懸命やったけど、上手くいかなかった」という現実を受け入れ、何が原因でそうなったのかを、冷静に、客観的に分析して突き止めないといけません。

 

「ライバル店が移転してこなければ、こんなふうにならなかったのに…」

「優秀なスタッフが辞めなければ、こんなふうにはならなかったのに…」

「AIがインターネットの世界を変えなければ、今まで通り上手くいったのに…」と、タラレバを望んでも過去は変えられません。

 

過去に目を向けたら、「これから」が発展していかないのです。

 

過去に捉われず、ダメなもの、ダメになったものは、潔く捨てる決断が必要です。

「これから」のために…


 

「ダメになった原因」を踏まえて、新しいチャレンジをおこないましょう。

 

一度でも上手くいったことがある人は、少しくらい業績が凹んでも、また浮上するコツを知っているはずです。

 

「現状維持は、下降の道を辿る」

 

今までのものを捨てる覚悟が、これからの発展のカギになるのです。

 

今まで頑張ってきた自分に自信をもって、新しいこと(方法)にチャレンジしていきましょう!

 

 

written by 日光唯衣


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