コンプレックスは、多かれ少なかれ、誰しもが持っているもの。
コンプレックスは、本当の自分を見失うときのバロメーターであり、上手く付き合えば「成功者の要素」としても活用できるものです。
今日は私の「足りないことが怖い」という、完璧主義者の「足りないコンプレックス」について、語ってみたいと思います。
完璧主義者の「足りないコンプレックス」
私には「足りないことが怖い」という、完璧主義者の「足りないコンプレックス」があります。
モノに対しては足りないと不安になるので、常にストックは多めに備えています。
カバンの中は、ドラえもんのポケットですか?というくらい、万が一の時のために、なんでも揃っています。
仕事や出来事でいえば「できていないことが怖い」ので、完璧さをストイックに追求しすぎて自分を追いつめてしまいます。
他人と比べて実績や評価が「足りない」と感じてしまい、相手が自分より優れているという錯覚に陥って気後れしてしまうことも多く、初めての会や知らない人が集まる場所には、冷や汗びっしょりで佇んでいます。
それがイメージとは違うらしく、周りにビックリされています。
足りないコンプレックスゆえに、満足できない
人は自分に満足していたら、どっしりと構えることができます。
怖いものも、そんなにはないですし、怖がる必要もありません。
しかし、完璧主義者ほど、自分に満足していない時に「足りないものがあったらどうしよう!」と不安になり、狼狽え、怯えます。
そして、気後れして、足が一歩前に踏み出せなくなります。
本来なら、やってみて足りないものが見つかれば、それを補ったり、足せばいいだけのことなのですが、「完璧じゃない」「足りないことが怖い」と、焦る方向にスイッチが入ってしまい、それが失敗を招く原因になるのです。
私は、そこまで知っていても足りないコンプレックスが治らず、ずっと克服方法を考えていました。
コンプレックスを克服するのではなく、上手く付き合っていく
コンプレックスは、多かれ少なかれ、誰しもが持っているものです。
ただ、根強いコンプレックスは、なかなか克服できない上に、自分が嫌になる原因になります。
私自身、「足りないコンプレックス」からの気後れ現象は、自分の嫌な部分なので、気後れして、自分らしさが発揮できない時の後悔や残念感は半端ないです。
ある時、「なんでこんなに、足りないことが怖いのか…」と、私はじっくり考えました。
そして、強いコンプレックスを克服する方法を模索し、努力と分析を始めました。
【分析①】ないものを数えて、あるものが見えていなかった
自分になくて相手にあるものを数えだしたら、きりがありません。
そんなことをすれば、自信がなくなってしまうのは当然です。
「自分らしさ」を中心に考えたら、あるものを活かせばいいだけのこと。
その「あるもの」が私の個性であり、私らしさだと気づけるようになりました。
【分析②】足りないもの(こと)が見つかったら、やりながら経験値で埋めていく
「揃ったら始める」では、タイミングを逃します。
足りなくてもやりながら足していけば、その経験が足りないものを補ってくれます。
経験値を埋めていけば、足りなくても怯えなくてすむ方法だと知りました。
【分析③】他人のゴールと私のゴールは違う
気後れする時は、他人のゴールに自分のゴールを重ね合わせている時だと気づいた時、私は自分のゴールに照準を合わせるようにしました。
そうすれば、他人のゴールは気にならなくなり、「ゴールが違うのだから人は人、私は私」と割り切って、切り離せるようになりました。
そして、足りないことで怖くなったり、焦ったりしなくなりました。
【分析④】評価基準が違う環境に身を置いた
価値観というのは、それぞれ違うものです。
私が「足りない」と感じるものが「足りていて当たり前」という価値観の環境にいると、自分を否定してしまいますが、「足りない」と感じていても「それでもいい」という環境にいると、自分に自信が持てるようになります。
評価基準が違う環境にいるから精神的に辛いのであって、評価基準が自分に合っている環境にいれば、自分らしさが発揮できる場所なのです。
根深いコンプレックスの原因は、価値観が違う場所にいることなので、自分に合った価値観の環境に身を置けば、納得がいく評価が得られて自分自身が回復します。
コンプレックスは自分の個性
コンプレックスを持つことは悪いことではなく、上手につき合うことで、可能性が広がります。
そして、コンプレックスがあるからこそ、反動のエネルギーが強く働き、ふり幅や可能性が大きくなります。
また、コンプレックスを行動のモチベーションに変えれば、自分らしさや個性として活かすことができるようになります。
私自身、完璧主義者の「足りないコンプレックス」を行動のモチベーションに変え、もっと自分の個性を磨きたいと思います。
written by 日光唯衣
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