簡単に人生を変える方法は、視野のチャンネルを変えること

いつも同じ景色を観ていたら…

いつも同じ場所で立ち止まっていたら…

いつも同じメンバーの顔を見ていたら…

変わりたいけど、変われない人になります。

もしもあなたが「変わりたいけど、変われない」という、ジレンマを抱えているのなら、「チャンネルを変える」という方法を試してみましょう。

朝起きて、TVをつける。

たったそれだけのことでも、いつもと同じチャンネルで落ち着く自分がそこにいます。

見慣れたキャストや見慣れたセット、進行表まで手に取るようにわかっている番組は、長年連れ添った相棒のようにとても心地良いのです。

いつもと同じ朝が運んでくる、ルーティンの安心感は絶大です。

これから始まる1日が、平穏でありますように…と願う朝のルーティンです。

いつもと同じ朝が運んでくる安心感は、変化がない分、進化や成長はありません。

人は、安心感に包まれる心地よさに慣れてしまうと、そこから出られなくなってしまいます。

まるで冬の朝、ぬくぬくの布団から出られなくなってしまうように…

「あれ？私、昨日、『変わりたい！』と、思ったはずだったのに」と、この状態が三日坊主の始まりの図です。

寝て起きたら忘れてしまう決意は、ホンモノではないことを実感して自己嫌悪に陥ります。

人は、自分には甘いイキモノなのだと思い知るのです。

一番簡単に人生を変える方法は、TVのチャンネルを変えるように視野のチャンネルを変えるということ。

つまり、朝のルーティンを変えるのです。

大きく変えることを考えると、変わってしまうことへの不安や不安定さで、心の負担が大きくなります。

それほど、いつもと同じ安心感は何物にも代えがたいものなのです。

だから、少しずつ意識を変える。

少しずつ少しずつ視野のチャンネルを変えるために朝のルーティンを変えていけば、心の負担が少なく変化を楽しめるようになります。

朝のTVのチャンネルを変える、たったそれだけのことなのに、耳にする話題も、目にする景色も変わります。

そこから閃くことも、そこから考えることも、いつもより少し変わっているはずなのです。

ここまでは、あくまでも朝のルーティンを変えるだけのことなのですが、こういった何げない毎日のルーティンはたくさんあります。

例えば、お散歩コースを変えてみる、スーパーを変えてみる、電車のルートを変えてみるなど、いつもと少し違うことを生活の中に取り入れてみると、そこから派生する変化の波が心地よくなってきます。

お散歩コースを変えただけなのに、視野が広くなった気がして悩んでいたことが馬鹿らしくなった。

スーパーを変えただけなのに、新しい食材に目がいき、作ったことがない料理を試してみたくなった。

電車のルートを変えただけなのに、知らなかった世界が広がってジムに通うようになった。

そんな風に小さな変化が、今までになかった世界を広げる転機になったりするのです。

変化がなければ、進化も発展もありません。

「コンフォートゾーンの外に出よう！」といわれますが、心地よさの外には刺激があり、変化の材料がゴロゴロ転がっています。

どの変化の材料を拾い上げるのかは、あなた次第。

どれも間違いではなく、どれも可能性に満ちています。

だから、少しの勇気をもって、ルーティンを変えていきましょう。

written by 日光唯衣